またもや、年金問題で世間は大荒れ。
あの人が悪い、この人が悪いと、責任のなすり合い。
夏の選挙のための、政党同士の政策の道具にされていることが
我慢ならない。
社会保険庁のずさんな仕事、それを監督指導できなかったのは
国の責任。
長年、払え払えと言われ続けて、払い込んできたけれど
「あなたの記録は残っていません」と言われれば、証拠もなくて泣き寝入り。
詐欺だと言われるのは当然のこと。
この近くの社会保険事務所にも、毎日たくさんの人が押しかけて
いるらしい。
でも、ちょっとばかり複雑な気持ち。
実は今年の春、元気埼玉企画で「女性の年金を考える」というセミナーを
開いた。女性の場合は働いたり、家庭に入ったり、またもう一度
働いたりと言うことが多いため、仕組みが複雑な人が多い。
女性の社会保険労務士を迎えて、自分の年金手帳を見ながら
自分の年金を確認しようという内容だったのだけれど、
地方新聞2誌に掲載してもらったにもかかわらず、申込者は2名。
(それも、当日無断キャンセル)
結局、口コミで集まった女性数人で勉強会を開いたのだが、
社会保険労務士の先生も「年金にもっと、関心を持っていると思った
のに・・」と意外な表情。
もちろん、知名度の低い「元気埼玉」主催では、信用してもらえなかったの
だろう。
ただ、今回のような事件が起きる前から、もっと自分の権利に
対して関心を持つことが必要なのでは思う。
国民投票法案も成立したことだし・・・
「知らなかった・・」「忙しくて考える暇がなかった。」では済まされない。
小さな子供たちが大人になる頃「どうしてあの時大人がもっと真剣に考えて
くれなかったの」と言われないためにも・・