埼玉の与野本町にある彩のくに・さいたま芸術劇場。
蜷川さんが55歳以上の人たちから募集して作った「ゴールド・シアター」で
全国的に有名になったこの劇場の中に、
「食」と「芸術」のコラボレーションを目指すレストラン
「ビストロやま」があります。
このレストランは何年か前まで、浦和の駅前にあり、
地元の新鮮な有機野菜や全国の食材から選び抜いた
安心安全な食材を使う店として、人気のあるレストランでした。
でもシェフの山田さんはその人気店を閉めて、50歳半ばにして、
新しい挑戦を始めました。
芸術劇場は駅から少し離れており、折角お芝居やコンサートを
見たり聴いたりしても、余韻を味わう場所がなかったのです。
「東京へ行かなくても、埼玉で芸術を味わえる場所を作りたい」
これが山田シェフの夢です。
レストランでは、埼玉の芸術家のコンサートを月に一回開いています。
本日はニューイヤーズ・コンサート。
マリンバの「マレット」の三人による演奏でした。
私が聴いたのは3:30からのティータイムコンサート。
おいしい、ケーキを食べながら、楽しむ演奏会でした。
マリンバはもともと、アフリカ生まれの楽器。
やがて奴隷の人たちとと一緒に船に乗せられ、アメリカへ。
その弾むようなリズムから、メキシコなど南米で広がりました。
今日の、曲目は「剣の舞」から子供向けの「トトロ」まで。
3台のマリンバから響く軽やかなリズムに、子供たちも体で
リズムをとりながら大喜び。
演奏の終わったあとは、奏者のお姉さんたちに教えてもらってこの笑顔。
本物に触れた子供たちは、きっと今日の音色を忘れないだろうと
思います。
レストランのコンサート、毎月開かれます。
詳しくはhttp://yamapepe.seesaa.net/category/3821903-1.html へ。