教師のミスで、高校の単位不足で卒業できない生徒が、
全国で見つかっている。
数学に弱くて、赤点にいつもビクビクしていた私の高校時代。
(いまだに夢を見る・・・)
卒業試験が終わったとき、心底ほっとした・・これで卒業できる!
今度の騒動は、生徒のせいではなく、学校が受験対策に
走りすぎた結果、受験に関係ない科目を切り捨ててしまった
ことにある。
きっと、全国のあっちこっちの高校で、行われていたから
「赤信号、皆で渡ればこわくない」というおかしな常識が出来
あがったのだろう。
もうじきセンター試験。50分×70単位の時間をどう作るのだろう。
けれど、正直に文部省の規定どおりに、受験に関係ない科目も
ちゃんとこなしていた生徒には不公平な話。
巻き込まれた生徒たちがかわいそうで仕方ない。
そういえば、世界史も日本史もいつも、時間が足りなくて
肝心の明治以降、特に第二次世界大戦のところまで
行けなかった。先生が大慌てで教科書を読んでおしまい。
確かにクロマニヨン人も、縄文式土器も大切だけれど
「何故、戦争は始まったか」「人は戦争で何を求めたのか」という
ことをしっかり学ぶ必要もあると思うのだけれど。
とにかく1万人といわれる、今回の単位不足の子供たちが
なんとか卒業できるように願うだけ。