金のフルート・銀のフルート   2007/2/8
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この光!純金製と純銀製のフルート。
本日は、元気埼玉の取材で練馬区の秋山フルート工房へ。

秋山さんは1954年生まれ。高校時代は吹奏楽部に在籍。
18歳で上京して以来、フルート作り一筋の人生を歩いてきた。
10年前に、本当に作りたいものは自分で作るしかないと独立。
自分の技術と「夢」を追いかけての、無謀な船出だったと話す。

世界最高だといわれたフルート奏者、ジャンピエール・ランパルに
出会ったことがきっかけだった。
彼がその時持っていたのが「金のフルート」。
秋山さんがフルート作りの職人だと聞いたランパルが、
日頃使っていないこのフルートを「16年ぶりにここで吹いてやるよ」と
目の前で演奏してくれた時、その音を超えるのが自分の仕事だと
思ったという。その時秋山さん24歳。
金のフルート・銀のフルート   2007/2/8_e0061038_2139545.jpg

それから、約30年、秋山さんは夢に挑戦し続ける。
秋山さんのフルート作りは全て手作り。
なんと、銀の素材作りから始まる。
友人に頼んで、1870年代の銀食器を、ヨーロッパのオークションで
買い集めてもらい(工房に銀のスプーンとフォークが置いてあった)
それを溶かして板状にのばし、自分で巻いてチューブ(管)を作り
半月掛けてフルートを作り上げる。

ピュアな銀の素材は、音は安定するけれど、ふくらみのある音色は
出ない。まだ銀の抽出技術の進んでいなかったその頃の素材を
使うことにこだわる。
「いろいろなものを含んで、初めていい音色が出る」と。

工房の隣には、奥様の、ふき子さんが教えるフルート教室がある。
(フルートを吹くふき子さん・・これはなんと実名、偶然にも・・)
生徒さんの最高年齢は76歳、50歳過ぎて習い始めたという。
今、熟年世代の生徒さんが増えているとか。
昔、習いたくてもできなかった夢をかなえに訪ねてくるという。

金のフルート、銀のフルート、そして普通のフルート。
吹き比べていただいた。
最高に音にやわらかさとふくらみを感じたのは金のフルート。

値段・・・・聞きたい????
銀のフルート、1本 100万円前後
金のフルート、1本  350万円(全て金製だと500万円)

とても、私には買うことの出来ない金額だけれど
金と銀のフルートの音色を聞くことの出来たこの耳は、最高に贅沢!
by genki-saitama | 2007-02-08 22:13
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