埼玉には江戸時代から人形つくりで知られた街がある。
岩槻・鴻巣・所沢。
岩槻では今日から「まちかど雛めぐり」が始まる。
これは昨年行った雛めぐりの写真から。
人形職人の店はもとより、古い商家の店先、喫茶店に
至るまで代々伝えられた人形が飾られている。
中でも、御殿人形の豪華さには、昔人形の街として栄えた
岩槻の繁栄がしのばれる。
翁(おきな)・媼(おうな)飾りは、一休みに入った喫茶店に
飾ってあったもの。大正生まれのオーナーが生まれたとき
親戚一同が、名前を入れた人形を贈ったという。
「この人形たちは私と一緒に生きてきた人形たち・・」
桐箱に書かれた名前を指差しながらオーナーが説明してくれた。
駅前の東玉には人形の博物館があり、江戸時代から現代の
雛人形が展示されている。