見よ、この鯉のぼりの躍動感。
本日は、うどんと鯉のぼりの町、加須市に行ってきました。
加須市の鯉のぼり生産量は、日本一。
明治の初め、傘や提灯を作っていた職人たちがその技術を活かして
作り始めたといいます。
市内に鯉のぼりの製造業者は数社あるのですが、その中で、ただ一社
手描きの鯉のぼりを作っているのが㈱橋本屋弥喜智商店。
端午の節句の前に大忙しの時期、大変申し訳なかったのですが
仕事場で作業風景を見せていただけました。
社長の橋本さんは、埼玉県認定の伝統工芸士です。
写真をいただけませんかとお願いしたら、きちんと法被に着替えて
カメラの前に立ってくださいました。
鱗の一枚一枚に、
気迫がこもっています。
筆先に力を込めて、一筆ごと、
跳ねるが如く
力強い動きです。
水の流れさえ、
感じます。
この鯉のぼりの大きさは、上から7m、6m、5mの大きさです。
この鯉のぼり一匹の制作に2ヶ月掛かります。
この技を活かして5月3日、100mのジャンボ鯉のぼりが、加須の空に
ゆったりと泳ぎます。
その姿、是非見たいものです。