介護ビジネスのコムスンの不祥事で、親会社のグッドウイルの
折口会長がおわび会見を続けています。
折口会長がジュリアナ東京、ヴェルファーレとディスコの仕掛け人で
あることは皆知っていること。
先日、グッドウイルを立ち上げた頃の折口会長をよく知るという方に
お会いする機会がありました。
「彼は、子供の頃苦労したらしく、絶対に成功するんだという熱い
志を持った人でした。
グッドウイルを立ち上げる頃、なかなかの人だったんですが
成功するにつれて、人の言うことを聞かない高慢な人間に変わって
しまったような気がします。」
彼が介護ビジネスを立ち上げた時、だれもが「彼に福祉の仕事ができる
はずがない。」と疑いました。
普通、そこまで回りから疑われたり批判されると、「絶対にしっかりと
やってみせる。皆に自分の思いが本当だったことを証明したい」と
決心するものだと思うのです。
でも、結果は「やっぱり・・・」と思わざるを得ません。
彼の著書の中に「まず大いなる夢を描きそれを念じ手行動すること」と
書かれています。
彼の大いなる夢はなんだったのでしょうか。グッドウイルの直訳は「善意」、
夢の輝いた部分ばかりが巨大化して、彼の善意はいつの間にか流されて
しまったようです。
グッドウイルの会社のグループ10訓にこんな文章がありました。
正しくない事をするな、常に正しい方を選べ
同じ系列の子会社へ譲渡という、安易な解決は絶対に許すべきことでは
ないと思います。
ホリエモン、村上世彰、そして折口会長・・・
彼らの夢は彼ら自身の足で、踏みにじられてしまったようです。