生命保険会社の不払いが500億。
元、保険のおばちゃんと呼ばれていた私は怒っています。
先日、以前勤めていた保険会社の友人から電話がありました。
「もう一度一緒に働こうよ・・」というお誘いの電話でした。
ご存知かもしれませんが、営業職員の採用は、営業職員の手で
行われているのです。
営業職員は、営業だけでなく、働く人探しもしなければ
ならないのです。
月に何日か、仕事を投げ出して皆で採用に走り回ります。
会社に給料もらっているのだから、会社と上司に恩返し・・
心の問題だそうです。
ある、研修会の時のこと。
セールスの神様と呼ばれる人が、「営業の極意」を語ってくれました。
「優秀なセールスマンは、エスキモーに氷を売ることができる。
道端の石だって売ることが出来る・・・」
優秀なセールスレディになりたい私たちは、真面目な顔で聞いていました。
でも、よーく考えたら無駄なものをお客様に買わせるということですよね・・・
そしてそれが、保険についているたくさんの無駄な特約。
その特約が、今回の500億の不払いの一部になっているのです。
ずっと、担当者が在籍していれば、親身になってお客様の手続きが
出来るのですが、保険の営業職員の平均在籍期間は2年弱。
次々に担当者は変わって行きます。
私が在籍したのは15年。
途中で会社を辞めてしまったことを、未だにお客様に申し訳ないと
思っています。
どうぞ皆さん、自分の保険内容は何度でも確かめてください。
それが、自分を守る一番の方法です。