昨日、秩父市荒川の贄川(にえがわ)宿秋の縁側展に
行ってきました。
贄川宿は江戸時代から、三峰神社参詣の宿場町として栄え、
今は、秋になると古い民家の縁側に、絵や写真が飾られ
地元の人達が、訪れる観光客を白菜漬けやお茶などで
接待してくれます。
小正月の様子を
再現。
もちだまが
飾ってあります。
それでは、私と一緒に秋の陽だまりの中を散歩しましょうか。
日本画の飾られた縁側。三人のおじいちゃんたちがひなたぼっこ。
絵を見ていた腰の曲がったおばあちゃんが
「あんた年々上手になるねえ」
画家さんは「そりゃどうもありがとうございます。」と苦笑い。
周りの人までが、ふふふと笑いを誘われた光景でした。
ここは吹きガラスの作品、浜口さんの工房。
左奥の青い一輪差しを買いました。愛らしい形でしょ。
花火写真家として全国でも有名な小門さんの写真。
その迫力に、くぎ付けに・・
思わず、小門さんに話しかけてしまいました。
なんと、元気埼玉に協力していただけることになりました。拍手!
秩父銘仙の飾られた家の前で
前からお会いしたかった秩父銘仙コレクターとして
有名な木村和恵さんにお会いして、またまた取材の約束を。
彼女が着ているのは大正の頃の秩父銘仙。
絹織物の産地として
栄華を極めていた頃の
こころ浮き立つような
華やかさが
伝わってきます。
前から一度行ってみたかった贄川(にえがわ)宿秋の縁側展。
紅葉を始めた山々にひっそりと抱かれた、小さな町の文化展です。
地元の人たちが、ご馳走してくれる白菜のお漬物とお茶を
いただきながら、なんだかとても贅沢な時間を過ごしているような
気分になりました。